生きづらい貴方へ

Noと言えない貴方へ

愛を込めて「No」と言えるために

「No」と言うこと。
これは多くの人にとって難しく感じることでしょう。
何故なら「No」と言われることをあらかじめ期待する人はいないのですから。
しかしこのページにたどり着いた貴方は、「No」と言えずにつらい思いをしたことがあったのではないでしょうか?

自分のエゴや、我がままからではなく、愛を込めて「No」を言っている、と自分に自信が持てたら、自分も他人も罰することなく、穏やかな自分でいられると思いませんか・・・?

私自身、この仕事を始めるまで「No」と言ってはいけないのだ、と思い込んでいました。
しかし、自分も辛いし、相手に対しても心の奥底で恨みが溜まるし、何も良いことはありませんでした。
様々なプロセスを経て私なりに学んだことが、皆さまのご参考になれば幸いです。

STEP-1 人は皆そのままで完全である、ということ

このことが最初にして最後の、私達にとって永遠の課題なのかもしれません。

もちろん、嫌いな人、苦手な人とお互い感情を乱さないために、上手に距離をあけるすべを持つのは大賛成です。
ただ、いわゆる欠点というものも含めて、私達は皆完全な存在です。

全員エゴも欲もありますし、能力において完全、と言うことはあり得ません。
ただ生まれたての赤ちゃんが何もできなくても、存在自体が尊い、その意味において完全なのです。

この境地に達するために、瞑想や、「問題」ではなく「目標」に焦点を当てる習慣を持つことが、助けとなるでしょう。

まず貴方自身が、そのままで完全であることに目覚めること。
これが第一歩となります。

STEP-2 貴方の人生のボスは誰ですか・・・?

人は皆完全であり、望む変化を起こす可能性を全員が持っています。
自分の可能性を狭めているのは、ほかならぬ自分自身の思い込みによるものが大きいのです。

ということは、起こってしまったことに対してどんな態度を取るのか、その選択責任は自分自身にある、ということです。

土砂降りの雨が降ったことは、私達の誰のせいでもありません。
コントロールしようがないことは、私達の責任ではないのです。
しかし土砂降りの雨にぬれてしまった後の態度は、私達が選択できますし、また自分自身にしか決めようがありません。その点に関しては100%私達の責任です。

ぬれてしまって、一日中不機嫌でいることも選択できますし、「ぶすっとしていても却って気が滅入るだけだ」と気持ちを切り替える選択をすることもできます。
しかし往々にして私達は、「あの土砂降りの雨のせいで・・・!」と自分の選択責任をどこかに吹っ飛ばして、「どうしようもできないこと」に責任をなすりつけようとしてしまいがちです。

これが雨ではなく人であっても同じです。
私達はしばしば「あの人が私を不愉快にさせた」と言いますが、「不愉快になったのは自分」です。
不愉快になってもいい場面もありますから(マナーの悪い人を見て「嫌だな」と感じる感性も必要ですよね?)、「不愉快になった自分」を受け入れるのも一つの選択です。

人生は何を着て何を食べて、誰と話をするかに始まって、膨大な選択の集積です。
好き好んでではなく仕方がなく選んだこともあるでしょう。しかしそれも、何かと何かを天秤にかけて、実は自分が選んでいます。
「実は自分が選んでいた」に気づくことが、大変大きな一歩です。

さあ改めて、貴方の人生のボスは誰でしょうか・・・?

STEP-3 「それは誰の問題/責任/感情ですか?」

単に気が進まないお誘いを断ることなら、相手が常識的な人なら、思いやりをもってNoと言えばそう問題は起こらないでしょう。
「興味はあるのですが、残念ながら先約があって・・・。ご盛会をお祈りします」と礼儀を通せば良いですね。

私達が嫌な気持ちになるのは、相手の問題や責任や感情を押しつけられたときです。
「嫌だな!」と感じたのは、相手が貴方の境界線を破ったそのサインかもしれません。
「嫌だな!」と感じてOKです。
そして呼吸を整えて、「これって相手が問題/責任/感情を私に押しつけているってこと?」と自問してみましょう。

STEP2にあったように、「その人の問題はその人が選択し、解決するもの」
「その人の人生のボスはその人」に気がつかれることでしょう。
「あの人、なんであんなに意地悪なの!」

意地悪なのは、誰の問題でしょうか・・・?

STEP 4 問題/責任/感情を相手に返す

自分の問題/責任/感情は、自分が解決しなくてはならないのと同様に、
相手の問題/責任/感情は、相手が向き合って解決しなくてはなりません。

そして相手の問題/責任/感情の解決を、相手に全うさせることこそ、愛なのです。
もう少し平たく言うと、「相手に責任のある行動を取らせること」が相手の自尊感情を育て、引いてはそれが貴方の愛になるのです。

子供の宿題を代わってやってしまう親は、子供に対する愛があるでしょうか?
子供の借金を肩代わりしてしまう親は、子供に対する愛があるでしょうか?
子どもが自分で出来ることでも、手出ししてしまう親は、子供に対する愛があるでしょうか?

その時、子供は楽でいいかもしれません。しかし確実に、自尊感情が損なわれます。
そして、その子供は親を尊敬するようになるでしょうか?

問題/責任/感情を相手に返した時、つまり自分が引き受けなかった時、相手はその時は感情を害すかもしれません。
しかし後になって、貴方を本当に信頼し、尊敬するようになるものです。
それは貴方が、「相手に解決できる力がある」という無言のメッセージを送っているからです。

貴方自身が相手にそんな信頼と尊敬を寄せた経験を、いくつか思い出すこともできるでしょう。
もしかすると中には、「貴方が何でも問題/責任/感情を引き受けてくれたから付き合っていた人」が貴方の元から去るかもしれません。

しかし、そういう人にしがみつく理由はあるでしょうか?
そのままで完全な貴方が、それをする必要はどこにあるでしょうか?

そしてまた、貴方自身が「自分の問題を誰かに何とかしてもらいたい」或いは「(自分の問題を放り出して)他人の問題を自分がどうにかしてあげたい」と心のどこかで思っていたら、「あなたが私の問題をどうにかして下さい」という人を、自分が引き寄せてしまいます。

少々辛口になりますが、「何とかしてもらいたい」「どうにかしてあげたい」、殊に心のことに関しては、どちらも大きな思い上がりです。

何故なら、「何とかしてもらいたい」は自分の人生のボス役を相手に押し付けること、「どうにかしてあげたい」はその人の人生のボス役を乗っ取ることだからです。

他人ができることは、相手が望めば、相手に気持ちに共感し、相手が自分を客観視することのお手伝いくらいです(さすがにどんな人も、完全に自分を客観視するのは難しいので、それをお手伝いする、してもらうのは大賛成です)。

「相手の問題/責任/感情を相手に返すこと」これも自分にしかできません。
そしてこのことが、自分の境界線を健全に育て、他人に振り回されることへの怖れを減らします。

STEP 5 感情は押し殺さず、一旦脇に置く、そして早めに解消する

相手の問題/責任/感情を押しつけられたとき、「嫌だな!」と感じるのは当然のことです。
それは相手が貴方の境界線を破ったサインなのですから、押し殺したり、見て見ぬふりをするのは却って良くありません。
ただその場では、その感情をむき出しにすることはできないことも多いでしょう。

その場合は、押し殺すのではなく、一旦脇に置くのがコツです。
押し殺すのは、その嫌な気持ちを味わった自分を「いなかったことにする」ということ、ネグレクト(無視)と言う虐待を自分にやってしまっているのと同じです。

一旦脇に置くのは、「話を聞いてあげたいけれど、今は手が空いてないから、後でね」と自分に言ってあげること。
どちらが自分に対する愛があるでしょうか・・・?

そしてできれば早いうちに、その日中に、解消することがコツです。

STEP 6 そして再び「人は皆そのままで完全である」そして「自分の人生のボスは自分」へ

相手の責任/問題/感情を引き受けない、ということ、それに対して「No」と言うことは、むしろ相手への愛であることが、このサイクルを繰り返すことで次第に深まっていくかと思います。

自分を変えられるのは自分だけです。
そして誰も皆、そのままで完全であり、学びのプロセスを生きています。
(繰り返しになりますが、決してそれは皆に良い顔をする、と言う意味ではなく、付き合う人は選んでいいし、どこまでその人と付き合うかも自分で選べます。ただ「自分がつきあいたくない人」もかけがえのない存在である、ということです)

他人の目から見てどんなに愚かしいことをしていても、人にはそれを学びに変え、自分だけの財産にする力があります。
また自らその愚かさにおぼれる人もいますが、自分が気がつかない限り、他人は変えようがないのです。
私達が誰かの影響で自分が変わった、と感じても、それは必ず「自分が変化することの許可を自分に与えた」というプロセスを経ています。

「自分が完全であり、自分の人生のボスは自分」これを全うすることが、他人に愛を込めて「No」を言うことを可能にしてくれます。

無料ステップメール「自分を大切にする7日間のレッスン」

自尊感情を高めるとは、自分を大切にすることと言い換えても良いでしょう。
「でも、具体的に何から始めたらいいの・・・?」の声にお応えして7日間のレッスンにまとめました。

《レッスンの一例》

● 体の声は心の声・体の状態に耳を傾ける
● 望まない人間関係に心の中で「No」を言う
● 「今・ここ」を生きるための自分への質問

Pradoの心理セラピー・セッションでお伝えしている内容を含んでいます。

どんな自分も否定せず、そのまま見て、耳を傾けることで「生きやすさ」は増していきます。
自分を大切にすることで、打たれ強く、柔軟で、ぶれない心を・・・!

 

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