セッションを受けて(30代男性・逃げ癖を克服しマスクを外す)

① 弊社Pradoの心理セラピーを受けようと決めたきっかけはどのようなことでしたか?

結婚したかった彼女に振られたのが一番のきっかけです。彼女からは「貴方の優柔不断で勇氣がないところが信用できない。貴方を悪い人だとは思わない。でも友人として付き合うことはできても、家族にはなれない。貴方に人生を託せない」とかなり厳しい言葉を最後に言われました。

「他に好きな人ができて」と嘘でも言ってくれた方が、傷が浅くて済んだのにとその時は思いましたが、今振り返ると、そう思ってしまう自分だったから振られたんでしょう。凄く厳しい言葉ですが、彼女にあそこまで言われないと、僕は自分を見つめ直そうとはしなかったでしょう。

憎まれ役を買ってでも、言いにくいことを言ってくれた彼女に、今では感謝しています。

当時は凄く落ち込みました。本当にこのままじゃダメだ、彼女以上の女性が仮に現れても、また同じ結果になると心底思いました。

そしてコロナの最中、彼女は積極的にマスクを外していたのに、僕はどこでもマスクをしっぱなしで、それも彼女に嫌な顔をされていました。ですが彼女が何故それを嫌がっていたのか、よくわかっていませんでした。足立さんのHPの「コロナの嘘」の一連の記事を読み、漸く彼女が伝えたかったことが少しわかったような氣がしました。

記事の中で足立さんが「どこでもマスクはしない」とおっしゃっていて、どんな女性だろう、何を考えている人だろうと興味を持ったのもきっかけの一つです(笑)。

② セラピー・セッションの中で、印象に残ったものはどんなことでしたか?いくつでもお答えください。

当然と言えば当然なのですが、足立さんはマスクをしない素顔で迎えてくれました。そしてお茶を出しながら、はきはきした口調で「マスク外してくださいね」と。その時「この人がどこでもマスクをしないのは本当なんだな」と直感しました。

初回セッション時、3つ目標を書くのですが、その時は「ノーマスクでいられる自分になる」と書く勇氣すら湧かず、「逃げ癖を克服する」とちょっとぼかしたような書き方をしてしまいました。

そしてセッションの中で「具体的にどんな場面で、逃げ癖を克服出来たらいいなと思いますか?」と尋ねられ、その時は比較的当たり障りのない職場での出来事を話しました。自分は本当に目先の不安、怖さだけで逃げ、後で後悔し、それも内心で言い訳し、そして周囲から信頼を失っていることも薄々わかっている、そんなことを繰り返してきました。

足立さんはそれに直接ダメ出しはせず、「では、小さなことで良いので、怖くても逃げなかった時はどんな時でしたか?」と質問しました。そして「それは逃げてしまった時と、何が違っていたのでしょう?」と。他に頼れる人のいない背水の陣に立たされた時、そして「これを放っておけばもっと大変なことが起こる」とわかっていた、その違いがありました。

つまり、僕は知らず知らずのうちに、自分よりも力のありそうな人に自分の責任を振って、甘えてきたのだと。本当はやればできるのに。情けないことですが、これでは彼女に愛想を尽かされるのも当たり前です。

その日の宿題は「ちょっと面倒、ちょっと手が汚れることを、一日ひとつで良いので黙ってやる。ゴミ拾いや、ゴミ捨て、トイレのスリッパを揃えるなど、できるだけ小さなことから始める」でした。

実は当時は、その宿題の意味があまりよくわかっていませんでした。足立さんは、「小さな勇氣を育てる」ことを、僕に求めていたのだと今はよくわかります。そしてそれは、他人からの評価評判に左右されないこと、自分の良心に基づくものであることが大事なのだと。

③ また、あえて最も心に残ったものを一つ挙げるとするなら何だったでしょうか?

宿題は帰宅の際、駅から自宅までのゴミ拾いをすることにしました。最初は氣恥ずかしかったのですが、段々やるのが楽しくなってきました。時には見ず知らずの人から「ありがとう」とか「ご苦労さん」とか声を掛けてもらったり、会釈をしてもらったり。ごみを捨てて平気な人はいなくなりませんが、こうした善意の人もいて、人間って色々なんだなあと、大げさですがちょっと人生観が変わった氣がします。

そんな感想も、足立さんは頷いて聴いてくれました。そして仕事においても、少し面倒に思うことほど思い切って腰を上げてやってみる、それも宿題の一環と励ましてもらえました。つい小さなことを先延ばししていたなあと、そして仕事ができる人ほど小さな先延ばしはしないんだと実感しました。

そして3回目くらいの時に漸く、彼女に振られた話ができました。マスクの話もです。その頃には、セッションルームを訪ねる時にはマスクは外していましたが、直前まではマスクをしていました。

「彼女は一体何のために、マスクを外していたと思いますか?」と尋ねられました。足立さんの質問に答えながら、彼女は目先の自分の保身より、こんな馬鹿な過ちに満ちたコロナ騒ぎは一刻も終わりにするべきだと、子供たちがマスクを外せないのは絶対にダメなんだと、強い信念を持っていたことがわかり、心に突き刺さるようでした。

不覚ながら涙がこぼれました。彼女の戦いを僕は理解できず、そばにいながら背を向けてしまった。その態度がどんなに彼女を傷つけ、失望させていたか。それで彼女を愛していたつもりになっていた自分が、不甲斐なかったです。

「彼女の氣持ちに報いるためにも、マスクを外せるようにならないといけませんね」と言ってくださり、僕は頷きました。そして新たな宿題として「外せるところからマスクを外す」が加わりました。

足立さんは、厚労省がとっくに屋外ではマスクを外すよう呼び掛けていること、マスクは免疫を下げるため、却って感染しやすくなること、また背筋を伸ばしてまっすぐ視線を定め、さっさと歩くと堂々として見られることなど、色々アドバイスしてくれました。

「まず、家から駅までの間から外すことから始めましょう」と。徒歩10分程度の距離ですし、閑静な住宅街でそんなに人通りもありません。マスクを外して外を歩くと、鼻孔に新鮮な空気が入ってくるのがよくわかりました。この気持ちよさがわかり、また誰も僕のことなど氣にも留めていないこともわかると、徐々にマスクを外す場面が増えていきました。

僕がマスクを外すようになると、数は少なくとも、ノーマスクで歩いている人が目に留まります。若い女性も中にはいます。「この人も戦ってるんだ」とその姿に彼女がダブって見えました。その度ごとに今でも、心の中で彼女に「遅ればせながら、僕も頑張ってるよ」と話しかけています。

④ 弊社の心理セラピーを受ける前と、受けた後とで、変化したことは何だったでしょうか?

セッションを受ける前は、彼女に振られたことに被害者意識が正直ありました。しかし、セッションを通して、彼女が如何に僕に忍耐していたか、「振られるより振る方が辛い」と言いますが、彼女の断腸の思いがやっとわかりました。

以前よりか少しは、人の痛みがわかるようになったかもしれません。そうなると、自分の保身のために安易に逃げることはできなくなりますね。足立さんがHPの記事で「思いやりは勇氣だ」と書いていた意味が分かりました。

「失ってからその価値がわかる」と言いますが、彼女は僕の人生にとって大きな存在です。振られたあと、こうして自分を振り返るきっかけを与えてくれたのですから。

「マスクを外せるようになったことを、いつか彼女に伝えたい」と足立さんに言うと、「勿論、○○さんの機が熟した時に、是非。彼女も喜ぶと思いますよ」と答えて下さいました。

彼女に振られた直後は、こんな氣持ちになるとは想像もしていませんでした。

⑤ 弊社の心理セラピーを受けようかどうか迷っている方に、メッセージをお願い致します。

自分を不甲斐なく思ってセッションを申し込んだのですが、足立さんは繰り返し「どんな人も葛藤しないと、自分の人生を変えようとはしないんです」と言ってくれました。だから自分を不甲斐なく思うその氣持ちをなかったことにしないのが、何より大事なのだと。

皆何かの壁にぶち当たった時、まず友人や先輩に相談するでしょう。それはそれでいいのですが、Pradoのセッションはそれとは違います。何と言うか、自分の脳みそがざくざく耕されて、違う発想や見方ができるようになる。プロは違うなあと思いました。

セッションを通じ、目先の保身に汲々としていた自分から、一歩二歩と、脱皮できたように思います。逃げ癖は一時しのぎにはなりますが、足立さんの言う自尊感情を自分から下げ、自分で自分を生きにくくしてしまいます。思い当たる節がある方は、是非一度、セッションを受けてみて下さい。

【音声版・自尊感情を高める習慣・6回コース】

1回約20分、6回コースの音声教材です。

第1回 自尊感情とは何か。何故大事か
第2回 全ての感情を受け止め、否定しないことの重要性
第3回 「何が嫌だったか」を自分に質問する。目的語を補う
第4回 期待通りに成らない現実を受け入れざるを得ない時
第5回 小さな一歩を踏み出す・最低限のラインを決める
第6回 人生が変わるのは知識ではなく氣づき

第1回目は無料で提供しています。まず一週間、毎日聴き、ワークに取り組んでみて下さい。その後更に日常の中で実践してみたくなったら、6回分の音声教材(税込5500円)をご購入下さい。

🔗第1回・要約・氣づきメモ

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    生きづらい貴方へ

    自尊感情(self-esteem)とは「かけがえのなさ」。そのままの自分で、かけがえがないと思えてこそ、自分も他人も大切にできます。自尊感情を高め、人と比べない、自分にダメ出ししない、依存も支配も執着も、しない、させない、されない自分に。