Pradoの心理セラピーとは
本氣で人生を変えたい方のための心理セラピーです。
単に話を聞くだけの心理セラピーではありません。
クライアント様の潜在意識内の、自分を制限するパターンを解除し、より望ましいパターンに変えていきます。
潜在意識のパターンが変わらない限り、同じ判断・選択を繰り返し、結果人生は変わりません。
一回のセッションは2時間(初回は2時間半)と多くの心理セラピー、カウンセリング(通常1時間、長くて1時間半)よりも長めに時間を設定しています。
人は通常、表面に現れる「問題」「症状」「困った現象」にしかフォーカスできていません。
これらの奥にある、その方の「成長課題」を潜在意識の中から引き出します。この「成長課題」を果たし、結果自尊感情が高まること、これのみが真にその方を癒すとの信念の元にセッションを行っています。
ですから、1時間では足りないのです。
「成長課題」を果たすとは、具体的には 「次に同じような事が起きた時、より望ましい反応・選択が瞬時に出来るようになること」です。私たちの身の回りの起こる出来事そのものを、変えることはできません。しかし自分の反応と選択を変えていくことは出来る、これを実感することによって、自尊感情が結果的に高まります。
その不快は繰り返され、自分が疲弊していないか?「どんな不快な感情も感じてOK」が出来るようになったら、次の段階では不快な感情を感じっぱなしにとどめず、向き合っていく作業が必要です。不快な感情は、自分の期待通りに物事がなって[…]
自尊感情を高めることが、当Pradoの心理セラピーの目的です。
うつ、不安、対人緊張、対人不安、依存症等、心の悩みは千差万別ですが、多くの心の悩みの根幹には「自尊感情の不足」があります。
(※脳の器質性疾患や、先天性障害、ホルモンバランスの乱れや強い薬の副作用による抑うつなどは除きます。これらはPradoの心理セラピーの対象範囲外となります)
自尊感情が不足したまま、問題・症状だけを取り除こうとしても、対症療法に過ぎず、同じことの繰り返しになります。
多くのクライアント様と接し、「いかに自尊感情を回復するか」の結論に達しました。
多くの心の悩みの根幹・「あるがままの自分を受け入れられない」自尊感情の不足
自尊感情(self-esteem)とは
無条件に自分は価値があり、かけがえのない存在であると感じていること。
何かが出来るから、とか、人格的に優れているから、ではなく、生まれたての赤ちゃんがそのままで尊いのと同じように、何があってもなくても、自分の存在そのものが尊いと感じられること。
「都合の悪い自分」を排除せずいじめず、「それも自分だ」と受け入れられること。
他人や、何かと比べて自分をvery goodとするのではなく、無条件にgood enoughである状態。
自尊感情が豊かな人は
- 傷つくことはあっても、立ち直れる自分を知っています。
- 喜怒哀楽全ての感情を大切にしています。
- どんな人とも同じ目の高さに立ち、自分も相手も大切に誠実に接します。
- 失敗や挫折から学びを得て、成長することが出来ます。
- 責任を取ることが出来るので、周囲から信頼されます。
- 挑戦することを喜びとします。
- 健全な自己主張も、相手の言い分に耳を傾けることも出来、豊かな人間関係を築けます。
- 周囲に流されたり群れたりせず、孤独に耐える力があります。
自尊感情が不足すると生じがちな「生きづらさ」の例
人からどう思われるかが過剰に気になる。人から嫌われないかどうかが行動の基準となる。いい人でいたい。
- 人から評価されない、嫌われることを過剰に恐れる。
- 人と比べて落ち込んだり、逆に人を見下したり、支配・依存をして偽りの安心を得ようとする。
- 学歴や社会的地位や年収などで自分や他人を評価する。世間体を優先する。
- 何でも駄目出しをしてしまう。逆にすぐに迎合してしまう。「本当は自分はどうしたいか」がよくわからない。
- 後輩や部下を叱ったり注意したりができない。
不安が強いため、試し行為をする。相手にわざわざ嫌な思いをさせて「こんな自分でも受け入れてもらえるか」を試そうとする。
- 脅し(泣き脅しも含む)たり罪悪感を刺激して、人を思い通りに動かそうとする。
- かまってちゃん。察してちゃん。
- 付き合う氣もないのに自己満足のために異性の気を引こうとする。結果異性からの信頼を失う。
- 過干渉、親切の押し売り。心配するふりをして、相手を自分の思い通りにさせずにはいられない。断られると傷つき、怒る。
相手の感情や動機に関心を向けられない。「どんな思いでそれを言ったりしているのか」に意識が向かないため、自分に悪意はなくても「空氣が読めない人」と評されてしまう。
「だって誰それが(夫が、会社が、世間が)~と言うから、するから」と責任転嫁し、「自分がどうしたいか、するのか」の自己決定から逃げる。
ネガティブな感情を感じる自分を罰する。「あの人嫌い」「関わりたくない」と思ってはいけない、と思っている。
先に簡単に謝ってしまう。「すみません」を連発する。また逆に、「許してくれないのなら謝りたくない」と、率直に謝ることができない。
Noが言えない。断ることに罪悪感を感じる。
0か100か思考が強く、行動できない。「やってみなければわからない」ではなく「どうせやっても無駄」になりがち。失敗を過度に恐れるため、指示待ちになる。本当はどこにもない「正解」を教えてもらいたい。
就活や婚活、営業で断られると、「縁がなかった」「商品やサービスが断られた」と思えず、「自分を否定された」と捉えてしまう。めげてしまいやすい。
「ああ、自分はダメだ」と自分を責めて落ち込むが、「次はどうする」の建設的な反省はしない。
人に仕事を任せたり、頼む事が出来ず、一人で抱え込む。
「まあ、こんなこともあるさ」「駄目でもともと」「またやり直したらいい」と思えず、思い通りにならない自分や他人を内心であっても罰し続ける。
「ねばならない」「~すべき」が強く、自分にも他人にも「60点でOK」と思えない。過度な完璧主義。
自分を傷つける人と付き合う。もしくは縁を切れない。他人に利用されやすい。
- 夫や恋人が避妊をしない。
- 異性に「キープ」されているのに、ずるずると交際を続けてしまう。
- かまってちゃんに付け込まれやすい。
- いじめや嫌がらせに毅然とした態度を取れない。或いはスルーできない。「味を占めさせない」ことに罪悪感を感じる。
- DV(精神的なものも含む)をする配偶者・恋人と別れられない。別れてもまた似たような人と付き合う。また、真に自分を愛してくれる人からの愛情を受け取れない。自分から関係を壊してしまう。
- 恋人や友人にお金を貸して、返してもらえない。お金を貸すことを断れない。
自分を犠牲にしていれば、いつか相手はわかってくれる、と思っている。成人後も、親や大人の「都合の良い子」「言いなり良い子ちゃん」のまま。
特定の行動を注意されただけなのに、まるで全人格を否定されたかのように傷ついてしまう。逆切れしやすい。
「太っている私は醜いから嫌い」「○○ができない自分は駄目人間だ」⇒「だから痩せたい」「○○ができるようになりたい」という自罰的な動機で目標を立てる。
この動機では必ず挫折します。一時的に上手くいったとしても後で反動が来ます。
「太ってる自分」「○○ができない自分」を「なかったことにしたい」という自己虐待になるからです。
身近な人の不快、不満の全てが、自分の責任のように感じる。「自分さえ我慢すればいい」と気持ちを抑えようとする。だが心の奥底で相手に対して恨みが溜まり、いつか爆発する。
取り越し苦労(「もし、~だったらどうしよう」)や、終わったことをクヨクヨ(「なんであんなことになったんだろう」) ばかりし、「今を生きる」ことができない。
ジャンクフードばかり食べる。健康に気を遣わない。
安物買いの銭失いをする。計画的な買い物ができない。生き金を遣えない。物を粗末に扱う。
LINEで既読スルーされるのが怖い。相手に直に確認しようとせず、LINEに振り回される。
本音で話せる人間関係を築けない。常に「いい人」や「いじられキャラ」などを演じているような氣がする。
自尊感情の豊かさはどんな人にも
上に挙げた「自尊感情が低いと起こりがちなこと」は、ほぼすべての人が程度の差はあれ、なにがしかは経験しているでしょう。
つまり、自尊感情とは後天的なものであり、どんな人でも何歳からでも、自分次第で育てていくことが出来ます。ただし、これには「自分がどうするのか」の自己決定と「自分が選択したことへの責任を負う」自己責任が不可欠です。
人は自尊感情が豊かになればなるほど、例外なく生きやすくなります。但し、これは「ネガティブな感情を感じなくなる」「ルンルンで楽しくなる」のではありません。寧ろこれまで見て見ぬふりをしてきた自分の怒りやくやしさに正直になるので、葛藤そのものは増えます。ただ、それから逃げずに向き合い、乗り越える勇気が湧いてきます。葛藤耐性が高まるからです。また、一人で抱え込まず、素直に他人に助けを求めることもできます。勇氣や率直さも、自尊感情の大事な要素です。
また「生きづらさ」は、その人の長所の裏返しであることも多いです。長所は状況によっては弱点にもなります。具体的には、素直で人を好意的に見て、信じやすい人ほど利用され、騙されてしまう。頑張り屋ほど諦めが悪くなる。自分にも他人にも厳しくなり、イライラしてしまう。集中力がある人ほど、時に周りが見えなくなる。などです。これは長所は長所として保ちつつ、「新たな考え方や、スキルを補っていく」という発想が大変重要です。自尊感情が低いと「騙される私が馬鹿で駄目」をやって、ただただ落ち込むだけになりがちです。
弊社のクライアント様は、それぞれに異なる課題を持ってお見えになります。しかしどなたも、結果的に上記の「生きづらさの例」を、おのずとやらなくなります。頭で考えて、ではなく、おのずとやらなくなる、これが自尊感情が高まったサインです。
もし、「生きづらさ」を感じているのなら、それは自尊感情の不足が原因かもしれません。
今どんな環境にいるとしても、或いはこれまでの環境がどんなものだったかにせよ、その人次第で「生きづらさ」を手放し、「生きやすさ」を手に入れることは可能なのです。