セッションを終えて(30代女性・Noと言えない)

① 弊社Pradoの心理セラピーを受けようと決めたきっかけはどのようなことでしたか?

会社の先輩から「○○さんならやってくれるよね?」といつも仕事を振られ、断ることに罪悪感を感じてしまい、つい安請け合いをしてしまう。またプライベートでも、本当は断りたいのに誘われるとNoと言えない。

それでいて、断れない自分にイライラしたり、相手を逆恨みしたりの毎日でした。こんなことをいつまでもやっていてはいけない、と思っていた最中に、PradoのHPの「『No』と言えない5つの理由と『断り方の引き出し』」の記事に出会い、何度も繰り返し読みました。

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やはりお金は少々かかっても、個別のセッションを受けた方が良いと思い、思い切って決断しました。

② セラピー・セッションの中で、印象に残ったものはどんなことでしたか?いくつでもお答えください。

セッションは頭の体操の連続でした。初回の同意書の確認の際に、足立さんが「クライアント様にもそれなりにエネルギーが必要です。疲労困憊してる時は、家で寝ててください」と仰ったのは全くその通りでした。

友達から休日の遊びに誘われるのを本音では断りたい、その時「自分が嫌われないか、付き合いが悪いと思われないか」と自分目線でしか考えていなかったことに気づかされました。

正直に「疲れていて休みたいから」と伝えれば、その方が嫌々しぶしぶ付き合うより、余程相手にとって誠実だし、それを「付き合いが悪い」と思うような人たちではなかったこと、また正直にそう伝えた時に「付き合いが悪い」と思うような人と、本当に自分が付き合いたいのかなど、当たり前の事のようですが、考えていなかった自分に気づかされました。

これらは、他人からそう言われても中々受け入れられていませんでした。「自分がその立場だったら、相手をどう思うか。相手にどう言うか」この頭の体操が要るんですね。セッションは毎回たくさんの気づきを得られましたが、その分クタクタになりました(笑)

③ また、あえて最も心に残ったものを一つ挙げるとするなら何だったでしょうか?

プライベートの友達に関しては、割とすぐに解決できましたが、会社の人間関係はそうあっさりとはいきませんでした。一番下っ端で立場が弱いことと、自分の自信のなさが結びついてしまい、Noと言うことに罪悪感を感じてしまっていました。

ただ大きな視点で見る練習をセッションの中で繰り返し、自分の担当範囲は、確かに組織の中では下で小さく、私に権限はない。でも組織の仕事を回す上で、大事な一部であること、その大事さは他の人と変わりがないことが、ようやく腑落ちしました。

それが腑落ちすると、自分の仕事を犠牲にしてまで安請け合いするのは、そちらの方が無責任だと心から納得でき、自信をもって断ることができるようになりました。どう断るかの言い方は、枝葉のようなもの。その心が定まらないと、セリフだけ暗記してもいざとなると言えないものですね。

他の人の仕事を手伝う時も、ただ闇雲に「相手が大変そうだから」とか、「自分が悪く思われたくないから」だけで手伝うのではなく、「今この人の仕事を手伝うことが、全体のためになるのか?」と自分に質問してから、手伝うか手伝わないかを判断するようになりました。

ですから、「手伝わない」選択をした時にも、「他に優先するべきことを優先したから」と自分に自信が持て、罪悪感を感じなくなりました。多分「手伝わない」=「不親切」と思い込んでいたんでしょう。状況に応じて、一回一回判断する習慣を身につけられたと思います。この一回一回の判断をすることをサボっていた、足立さんが「脳はサボりたがるんです」と仰ってた意味が、今ではよくわかります。

そして自分が不親切だと思われたくない・・でもそれって、今から思えば打算でした。足立さんから「『私のことを親切だと思って!』って人をどう思います?」と尋ねられ、げんなりしたことを今でも覚えています。自分が知らず知らずのうちに、それをやってしまっていたんですね。

また、仕事を手伝う、手伝わないが重要ではなく、「どんな動機でそれをやったか」が大事ということが、とてもよくわかりました。そしてそれは、外側からはわかりませんし、自分から言うことでもありません。それがわかると、「他人からどう思われるか」って、なんであんなどうでもいいことに、自分から振り回されてたんだろうと今はしみじみ思います。ただ、そのプロセスが、私にとっては必要だったのでしょう。

④ 弊社の心理セラピーを受ける前と、受けた後とで、変化したことは何だったでしょうか?

自分の選択に責任を持つから、自由でいられるということ、自由と責任は表裏一体ということが、自分の生き方になりました。

また、判断選択が間違わないことが大事なのではなく、自分で選択した、その自覚が大事なのだと言うことも。百発百中で正しい選択を下せる人など誰一人いない、間違ったときに潔く訂正できるかどうか。他人はそこまで気づかなくても、自分が知っている。その自分をごまかさないようになりました。

真剣に生きないとNoって言えないんですね。Noが言えないとは、Yesとも言っていない、自分のYesじゃないってことですね。

真剣に生きれば、どうでもいいことに悩む余裕はなくなります。自分が悩んでいたようで、如何にどうでもいいことに振り回され、集中力を欠いていたか、今になるとよくわかります。

⑤ 弊社の心理セラピーを受けようかと迷っている方に、メッセージをお願い致します。

Noを言うのは、誰にとってもたやすいことではないと思います。波風を立たせたくないから、つい「Yes」を不本意ながら言ってしまう、そういう経験は誰にでもあるでしょう。ただのわがままのNoじゃない、自分を大事にするから、正直にかつ丁寧にNoを伝えることは、相手への誠実さの証にもなります。

ただ頭でわかっていても、どう実践すればいいか、自分だけではよくわからなくて当然だったと、当時を振り返って改めて思います。

同じようなことで悩んでおられる方に、是非一歩足を踏み出してみては、と伝えたいです。

【音声版・境界線とは「No」を言うこと・流されない生き方のために】


【このような悩みを抱えている方へ】

・適切な「No」を言えるようになりたい。迎合したり、操作されたくない。自分の意志で人生を生きたい。
・流されてしまったことに後悔している人。「もうあんなことは繰り返したくない。自分の子や孫に、同じ過ちを犯してほしくない」「どうやったら流されずに、勇氣を持って断れるようになるのかを知りたい」

【音声教材を聴くことによって得られる効果】

・何故「No」を言うことが大事なのかが再確認でき、やりやすいところからチャレンジできる。
・「No」を言うために必要なこと、限界設定、責任、結果予測、選択肢を増やす等、「遅い思考」を鍛える意義がわかる。
・親に反抗できなかった人は、親(大人)の言いなり良い子になることをやめる決意ができる。自分と親の関係性を見直すきっかけにできる。
・日常の中で小さな「No」に躊躇しなくなり、「他人にどう思われるか」ではなく「自分がどうしたいか」「何が責任を果たすことなのか」で物事を取捨選択し、たとえ結果が思わしくなくても、「自分が選んだ」ことそのものに対しては自負を持てる。

【全6回のテーマ】

第1回  結果を負うのは自分しかいない。「No」を言わなければ「Yes」と言ったと見なされる (約17分・無料で公開します)

🔗第1回 要約・氣づきメモ

第2回 「No」を言いづらい時、何を恐れているのか (約17分)
第3回 「人は安心の名の下に自由を手放す」責任と結果予測 (約14分)
第4回  速い思考と遅い思考・現実を見ることと選択肢を広げること (約18分)
第5回  思春期の頃、親に対して「うるせえ!クソジジイ!クソババア!」と言えましたか? (約15分)
第6回  境界線の内側には良いもの、外側に悪いもの・境界線は真の自由と自立のために (約16分)

5500円(税込み)振込み手数料はお客様負担になります。

まず第1回を試しに聴いて頂き、ワークに取り組まれた後、「もっと勉強して実践したい」方は、以下のフォームにてお申込みくださいませ。
振込先の銀行口座をメールにてご案内します。お振込み確認後、URLとパスワードをメールにてお知らせいたします。

もし、お申し込み後2、3日経っても、弊社からのメールが届いていない場合は、受信メールのゴミ箱に入っていないかご確認くださいませ。
やはり届いていない場合は、大変お手数ですが、弊社へメールかお電話にてご連絡くださいませ。


    ※「音声版・自尊感情を高める習慣」のご案内は、こちらのリンクをご覧ください。
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    生きづらい貴方へ

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