自尊感情を高める7つの習慣

自尊感情を高める7つの習慣⑤ 乗り越えた課題から気づきを得る

心理セラピーとは「気づきを得て、自分の世界地図が拡大すること」

セラピー・セッションで主にやっていることは、クライアント様の経験から気づきを得ていくことです。
気づきを得た瞬間、困難な出来事は「降りかかった災難」から「リソース(資源)」に生まれ変わります。

魂の成長課題を見つけ、課題/目標を達成した後の自分をイメージし、見方を変えて不安に押しつぶされないようにする、これらも全て、「気づきを得る」ためのプロセスです。

気づきを得るとは、「自分の世界地図が拡大する」と言い換えても良いでしょう。
私たちはそれぞれ脳の中に、固有の世界地図を持ち、現実を推し量っています。
そしてどの地図も土地そのものを正確に写し取ったものはなく、「正しい地図」は存在しません。

ただ、望むところへ行くために、自分の地図が役に立つものになっているかどうかが問われます。

神戸から大阪へ行きたいのに、途中の西宮で地図が途切れていたら、大阪まで地図を拡大する必要があります。

今自分が持っている地図が「悪い」「間違っている」わけではなく、目的地へ到達するのに充分な用を足せない、だから拡大する必要がある、ということです。

これが当Pradoのセラピーの根幹の一つです。

ところで、問題や困難、あらかじめ望みはしない不快な出来事が起こると、私たちはしばしば、それらを排除しようとします。
しかし仮にその時は排除できたとしても、一時しのぎにすぎません。
同じようなことは何度でも起こります。しかもより大きな、難しい問題となって。

そしてこの一時しのぎを繰り返すたびに、心の奥底で「問題から逃げた自分」が溜まっていき、自尊感情を損なっていきます。
自己嫌悪感が意識するしないに関わらず、溜まっていくのです。

問題や困難を排除するのではなく、気づきを得て対処方法を身につけ、事実を受容(受け入れること)していく、そして世界地図を拡大する、ー簡単に言えば困難を乗り越え、人生の糧にすることーこれも自尊感情を高める習慣のひとつです。

自尊感情が高い人とは、世界地図が広い、或いは世界地図を拡大する習慣を身に着けている人とも言えるでしょう。

「世界地図の拡大」の図解

世界地図を拡大するとはどういうことか、例を挙げます。

例えば社会人になりたての時に、わがままで横柄なお客さんに当たったとします。
まだ学生気分が抜けてないその時期、どんな人でも経験の量が絶対的に少なく、まだまだ世界地図は狭いのです。
そうなると、「わがままで横柄なお客さん」が狭い世界地図の大半を占め、自分を圧倒します。

「今日もまたあんなわがままなお客さんが来たらどうしよう!」
「私この仕事向いていない・・・!」

わがままなお客さんの存在=”問題”
そして「この”問題”を取り除いてほしい」「この”問題”を被っている私は被害者」の状態です。

2、3年もたつと
「いてんねん、そういうお客さん、どこ行ったって一緒や!」
とかつて先輩に言われていた事を自分も言えるようになります。

”問題”の大きさは変わっていません。
しかしその”わがままなお客さん”をその時は「嫌だなあ、面倒くさいなあ」と思うかもしれませんが、前もってびくびくしたり、後々まで引きずってくよくよしたりもしません。
”わがままなお客さん”への対処方法が身に付き、「世の中にはそういう人もいる」という事実を受け入れることができているからです。

これが「世界地図が拡大する」ということです。
実際、こうした経験を経てこそ、私たちは成長します。

こうした”わがままなお客さん”を好きになる必要はないし、理解しようとすらしなくていいのです。
ただそういう人と直に接しない限り、私たちは「対処方法」と「事実の受容」を身につけることはできません。

そしてこういう”問題”を乗り越えてこそ、私たちは新たなリソースを増やすことが出来ます。

地図が拡大すればするほど、世界に対する信頼感もまた強く

世界に対する信頼感が、私たちの世界地図を支えています。
この世界に対する信頼感が強ければ強いほど、地図の拡大は容易になります。
また同じように、地図が拡大すればするほど、世界に対する信頼感もまた強くなります。

世界に対する信頼感と、自尊感情は表裏一体です。

自尊感情が低い人がしばしば、「尊敬できる人なんていない」「楽しいこと(好きなこと/やりたいこと)なんてない」と言うのは、世界に対する信頼感が低いことの現れです。だからこそ、自分の外側にある人やモノやことで、埋め合わせてもらわなければならない、と思い込んでいます。これが依存・支配・執着を生み出します。

そしてまた、気づきはパワフルな自己承認です。混同されがちですが気づきは知識とは異なります。知識は外側から与えられるもの、気づきは内側から湧き上がるものです。本や人の話で「そうそう、それそれ!」と思うのは、いまだ言語化されていなかった、もやもやとした気づきの卵が明確になった、ということです。「そうそう、それそれ!」がなければ、流れ去っていくか、ただ知っているだけにとどまります。

承認とは、ほめることではありません。ほめるとは、評価が含まれています。承認には良い悪いの評価はありません。ただ、そういうことが起きている、そういう自分がいることを認め、理解し、受け入れていくことです。そして自己承認ができていない人ほど、他人からの承認や愛情を求め、その割には受け取れなかったり、まだ足りない、まだ足りないの状態に自分を留めてしまいます。これが本来は不要の焦りや不安を生み出してしまいます。

気づきが増えれば増えるほど、自分で自分を承認していきますから、他人に求めることは減っていきます。そして他人からの承認を、素直に「ありがとう」「ありがたいな」を感じ受け取れる心が育っていきます。

セラピストは、クライアント様のお話をただ聴いているだけではありません。起きていることをまず整理し、クライアント様の心の中の、もやもやとした気づきの卵を言語化する、そして明確な気づきにすることを多く行います。

クライアント様の言葉をただおうむ返しにするのではありません。より深い洞察に変えていくためには、セラピスト側の見識の高さが求められます。セラピストにとってセッション以外の時間は、この見識を養うための、不断の準備に費やされます。

何が起こっても、世界は美しい

辛かったことから気づきを得る、これを繰り返すことで、無条件に自分を信じ、困難を前もって恐れなくなります。自分を信じるとは、世界を信じるということであり、世界地図が拡大するということです。

自尊感情が豊かな人が、困難、妨害、挫折にめげずに前に進み続けることができるのは、
「世界は無条件に信じるに値する」
「美しい世界がどこかにあるのではなく、何が起こっても世界は美しい」
と思っているからです。

雨雲の向こうにはいつも青空がある、今目に見えていなくても、それを知っているからです。

無料ステップメール「自分を大切にする7日間のレッスン」

自尊感情を高めるとは、自分を大切にすることと言い換えても良いでしょう。
「でも、具体的に何から始めたらいいの・・・?」の声にお応えして7日間のレッスンにまとめました。

《レッスンの一例》

● 体の声は心の声・体の状態に耳を傾ける
● 望まない人間関係に心の中で「No」を言う
● 「今・ここ」を生きるための自分への質問

Pradoの心理セラピー・セッションでお伝えしている内容を含んでいます。

どんな自分も否定せず、そのまま見て、耳を傾けることで「生きやすさ」は増していきます。
自分を大切にすることで、打たれ強く、柔軟で、ぶれない心を・・・!

 

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