自尊感情にまつわるコラム

「惚れさせる」ことが目的の人には近寄らない

世の中にいる「異性を自分に惚れさせる」だけが目的の人

世の中には「ターゲットにした異性を自分に惚れさせる、気を引く、好きにさせる」けれども責任のある関係づくりはしない人がまま存在します。
男性が女性をのケースが多いですが、女性が男性を、もないわけではありません。

人間の心理には「好意の返報性」という、好意を寄せてくれた相手を自分も好ましく感じる働きがあります。

お店の人がお客さんに笑顔で愛想よくするのは仕事の一環で、客である自分を殊更に好きなわけではないとわかっていても、やはり愛想の良いお店の方を好ましく思うのは自然なことです。

また、芸能人に直に接したことがある人は、その芸能人が大変愛想がよく、優しく親切にしてくれて益々ファンになった、という経験をした人もいるでしょう(全ての芸能人がそうだ、というわけではありません)。

お店の人も芸能人も、言葉は知らなくてもこの「好意の返報性」の力をよくよくわかっているのです。

お店の人や芸能人がお客さんに愛想良くするのは仕事のうちだ、とこちらもわかっています(ティーンエージャーの中には、「あの芸能人は私を好きなんだ!」と思い込んでしまう人もいるかもしれませんが)。

ただこれがプライベートで異性がからむと、ことは少々厄介です。
こちらが真面目に、心と心が通い合った関係を築きたいと望んでいても、その真面目さにつけこむ人は少なくありません。

気のあるそぶりをしてみたり、或いははっきりと「好きだよ」「かわいいね」と口に出しても、責任の伴った行動をしていなければ「責任のある関係づくり」をする気はない、と判断してよいでしょう。
何故なら、人間の本音はいつでも行動に現れるからです。

人間の本音は行動に現れる・自分の本音を探るヒント

こちらから誘わなければデートをしない、こちらからメールをしなければ返信がないのは「今はその気がない」か「惚れさせておきたい」かのいずれかです。

「その気がない」場合、真に誠実な人ならそれとなく距離をあけたり、やんわりと断ろうとしたりして、いつまでも気を持たせるようなことはしません。
それは残酷なことだとわかっているからです。

お相手も「(貴方との)交際に踏み切っても良いか」と迷うこともあるでしょう。なので拙速を避けることも大切です。
しかし例えば3ヶ月なら3ヶ月と期間を区切り「自分が精神的に追い込まれない」ように限度を決めておくことも、自分を守るために必要です。そしてこれは、自分にしかできないことです。
「本当に誠実な人なら3ヶ月もどっちつかずの態度を取るだろうか・・・?」と自問するのも効果的でしょう。

全ての人が学んではいない「信頼関係のかけがえのなさ」

「惚れさせる」ことが目的の人は、お相手が自分に惚れればそれがゴールです。
そのうち相手に飽きれば、また別の異性に同じゲームを仕掛ける、独身だろうが結婚していようが延々とそれを繰り返す人は世の中にいます。

そしてこうしたゲームを繰り返す人は繰り返すし、最初からしない人はしません。

人間の潜在意識は「どこを切っても金太郎」の金太郎飴になっています。
よく言われるように、「仕事が出来る人は家族も大事にする」のはこのためです。
仕事が出来るとは知能の高い低いではなく(頭の良し悪しはおまけのようなものです)、信頼関係です。
職場の人を大事にしない人が仕事が出来るわけはなく、職場の人を大事にしない人が家族だけ大事にすることもありません。

「信頼関係とはかけがえのないもの」と心底思っている人が「相手を惚れさせていい気分になってみたい」と考えたりはしません。

そして全ての人が「信頼関係とはかけがえのないもの。一旦壊れると修復は容易ではないもの」と学んでいるわけでもないのです。

これは知識で学ぶことではなく、幼少期の親とのかかわりの中で多くは学ばれます。
親に精神的肉体的に虐待された人であっても、自ら学んだ人も少なくありません。

しかしいずれにせよ「経験を通じて」体得していくものです。

これを体得しないまま、体だけ年齢だけ大人になっている人も少なくないのです。

最も大切なことは自分を責めないこと

こうしたゲームに巻き込まれると、真面目な人ほどショックを受け、深く傷つきます。

真面目で純情、そして悪く言えば世間知らずな人ほどターゲットにされやすいので尚更です。

そしてこれは私の周囲を観察してのことですが、ターゲットにされやすいのは「同性の目から見ても魅力的な人、ただし『高嶺の花』ではない人」のようです。ゲームを仕掛ける立場に立てばわかりますが、「最初から相手にされなさそうな『高嶺の花』」や「女(男)であることを投げ出している、諦めている人」はターゲットにはしません。

そこそこきれいで、可愛く、美容やファッションにも気を使い、清潔感があり、真面目で優しく、向上心のある人ほど「落とし甲斐」があるからでしょう。「惚れられていること」そのものが虚栄心を満足させなければ意味がないからです。

またゲームを仕掛けてくる人は、必ずしもプレイボーイ・プレイガールとは限りません。いかにも真面目で誠実そうな人でも仕掛けてくることはあります。だからこそ巻き込まれてしまうのです。

そして、怒りや悲しみの持って行き場がないと、自分にその感情が向くことがあります。「私は何て情けない!こんなはずじゃなかったのに・・・!」

悔しさや悲しみを抑え込んだり否定すると体の症状に出る(ぐったりする、頭痛や肩こり、円形脱毛症など)ことがあるので、しっかり感じきることが必要です。
できれば信頼できる人に共感して話を聴いてもらえるとよいでしょう。

そして最も大切なことは「それは貴方は悪くない」ということです。

世の中には、店頭に新入社員が配属されるころを狙って、わざわざ新入社員に嫌がらせをしに来る人もいます。ベテランの社員なら適当にあしらえるところを、新入社員にはそんなスキルはありません。
それを狙って、わざと嫌がらせをして店頭で大声を出す、そんな人も世の中にいるのです。

「惚れさせる」ゲームを仕掛けてくる人は、新入社員にわざと嫌がらせをしてくる人と同じです。
自分の寂しさを、人に紛らわせてもらわないといけない、と思い込んでいます。

寂しいのは誰も同じ。

大人は、それを誰かに負わせようとしてはいけません。
自分が自分に向き合わず、他人に負わせようとする人が、新入社員よりも、「惚れさせるゲーム」に巻き込まれた人よりも、本当の意味で未熟な人なのです。

無料ステップメール「自分を大切にする7日間のレッスン」

自尊感情を高めるとは、自分を大切にすることと言い換えても良いでしょう。
「でも、具体的に何から始めたらいいの・・・?」の声にお応えして7日間のレッスンにまとめました。

《レッスンの一例》

● 体の声は心の声・体の状態に耳を傾ける
● 望まない人間関係に心の中で「No」を言う
● 「今・ここ」を生きるための自分への質問

Pradoの心理セラピー・セッションでお伝えしている内容を含んでいます。

どんな自分も否定せず、そのまま見て、耳を傾けることで「生きやすさ」は増していきます。
自分を大切にすることで、打たれ強く、柔軟で、ぶれない心を・・・!

 

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