自尊感情を高める7つの習慣

自尊感情を高める7つの習慣③ 目標を達成した自分に意識を向ける

問題にはまり込むのは、問題だけに意識が向いているから

魂の成長課題を見つけた後は、それを達成した自分に意識を向ける段階に入ります。
人は問題だけに意識を向けていると、問題の先には行けず、問題にはまり込んでしまいます。

多くの人が中々「問題」「困った状態」から抜け出せないのは、努力が足りないためでも、運が悪いためでも、周りの人が助けてくれないためでも、自分がダメだからでもありません。

その「困った状態」に、自分の意識が向きっぱなしになっているからです。

「もし、上手くいかなかったらどうしよう・・・?」(What if クエスチョン)
「何故上手くいかないんだろう・・・?」(Why クエスチョン)
「上手くいくかな?いかないかな?」(Yes/No クエスチョン)

物事が上手くいかない時、人は知らず知らずのうちにこれらの質問を自分にしてしまっています。これらの質問は全て「上手くいかない」に意識を向けています。「上手くいかない」前提で、物事を見ています。そうすると、否が応でも「上手くいかない」方向へ突き進んでしまいます。

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中々思うように進まない時、不安な気持ちが湧き上がるのは当然です。不安を感じてはいけないわけでは決してありません。不安は恐れであり、恐れは生き延びるための本能なので、失くしてもいけません。

もう一人の自分が、しっかりと不安を受け止め、「ああそうなんだ、不安なんだね。不安を感じている自分がいるんだね」と忍耐強く受け止める、その力が弱いと、不安に自分からまきこまれ、上記のような質問をつい自分にしてしまいます。

私たちは世界の全てを意識できているわけではありません。自分の意識が切り取った世界だけを見ています。そして、「意識が切り取った世界」の中にしか進めません。

ということは、欲しくないものではなく、欲しいものに意識を向ければ、その方向に否が応でも進んでいく、ということです。紆余曲折や、一進一退はあるにせよ。

これが「魂の成長課題を達成した自分に意識を向ける」ということです。

脳のナビゲーションシステムに番地まで入力すること

よく「目標を具体化しましょう」と言われますが、何故具体化する必要があるのか、どこまで具体化する必要があるのか、理解されていないことがほとんどです。

脳にも車と同じように、実はナビゲーションシステムが搭載されています。

ナビに入力する時、「兵庫県」だけでは動きません。「西宮市」でも動きません。「今津水波町」でもダメです。「12丁目13番地」まで入力して初めて、車は動きだします。

目標が漠然としている、例えば「自信をつけたい」「人に優しく」だけでは、ナビに「兵庫県」だけ入力している状態です。このままではどんなにアクセルを踏んでも動きません。何ができるようになったら「自信がついたか」「人に優しくできたか」が、自分でわかること、これがナビに番地まで入力する、ということです。これは当然のことながら、人によってまちまちです。

例えば「自信を持つ」なら、かつて「自分に自信がない」と感じた具体的な場面をひとつ取り上げます。

それが「クレームの電話対応で脚がガクガク震えて、却ってお客様を怒らせてしまい、自信を喪失した」場面だとしましょう。

自信のある自分なら、「クレームの電話に落ち着いて対応できている」になります。

そして、かつてはうまく出来なかった場面で、どのように違ってふるまっているのか、そのときに自分は何を見て、何を聞いて、何を感じているのか、五感すべてを使ってイメージしてみます。

電話に出ている自分の声はどうでしょうか?かつては心臓がバクバクしていたのなら、それはどう違っているでしょうか?

脇にも背中にもびっしょりかいていた汗はどうなっているでしょう?ブルブル震えていた手や脚はどうでしょうか?

「ああ、すごく落ち着いていて、丁寧な声で話しているなあ、汗もかいていないし、手も脚も震えず、しっかりメモが取れているなあ。結果、怒っておられたお客様も、落ち着いてお話しされてるなあ」など。

この行動レベルまで具体化できて、ナビに番地まで入力したことになります。

特別に能力が高いわけでも、夜も寝ずに頑張ってるわけでもないのに、目標を次々達成できる人は、この脳の使い方のコツがわかっているのです。
そして現実にそれをする時は、脳にとっては2回目です。どんなことでも、1回目より2回目の方が簡単です。

ビジュアライゼーションが何故、どのように大切なのか

脳はそれが自分がほしいものであっても無くても、
「大きく、色鮮やかに、はっきりと」
したものを重要だと思い込みます(この原理を最もよく理解しているのは広告業者です)。

どの自己啓発本にも
「目標を明確にしなさい、ありありと目に浮かぶようにビジュアライゼーションしなさい」
と書かれているのは、放っておくと「目標」より「問題」の方が、「大きく、色鮮やかで、はっきり」になるからです。

そして脳がより「大きく、色鮮やかに、はっきりと」した問題の方に勝手に意識を向け、上記のように結果的に「問題にはまり込む」事態を招きます。

「問題」は現実に起こっていることで、「目標」はまだ現実になっていないことですから当然と言えば当然です。
脳は「あいまいなもの」を嫌い、「はっきりしたもの」を好みます。ここに善悪や事の軽重は関係ありません。

ビジュアライゼーションは、現実に起きている問題よりも、大きく、色鮮やかに、はっきりと、そしてそれが達成したら嬉しいとか、ワクワクするなど「快」の感情を感じることが必須です。これでやっと脳は「それが大事で、欲しい物なんだな」とわかってくれます。漠然としていて、何の感情も湧かないようでは、意味がありません。

目標達成に意識が向く、自分への質問とは

しかしそうは言っても、ビジュアライゼーションが苦手な人も少なくありません。そしてこれは、意識的な訓練が必要です。

ですので、もっと手軽な方法は、上記のWhat if,Why,Yes/Noクエスチョンが出てしまったら、「どうやったら(How)、何をしたら(What)上手くいくだろう」とHowまたはWhatを使った質問を自分にすることです。

物事を上手くいかせている人は、必ずと言っていいほど
「何で上手くいかないの?」「もし、上手くいかなかったらどうしよう」ではなく、「どうやったら上手くいくか?」を常に考え続けています。

「どうやったら、クレームの電話に落ち着いて対処できるだろう?お客様に安心していただけるだろう?」

そしてその質問を自分にしている時、既に「上手くいくこと」だけに意識が向いています。「上手くいく」前提で物事を見ています。また同時に、「(どのようなやり方かは別として)私は上手くやれる」という暗示を、自分で自分の潜在意識に入れています。

自尊感情が高まるとは、意識しなくても日々、「どうやったら上手くいくだろう?」を考え、そしてふとひらめいたことを行動に移し続ける、この好循環の中で生きていく、ということでもあります。自己決定と自己責任を生きるとは、こうした姿勢にも裏打ちされています。

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自尊感情を高めるとは、自分を大切にすることと言い換えても良いでしょう。
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どんな自分も否定せず、そのまま見て、耳を傾けることで「生きやすさ」は増していきます。
自分を大切にすることで、打たれ強く、柔軟で、ぶれない心を・・・!

 

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