潜在意識の特徴 ⑧ひっくり返りの法則・ゴールが自分に近づいて来る

潜在意識の世界では「ゴールが自分に近づいて来る」

潜在意識の世界は、顕在意識、つまり私たちが通常頭で考える世界とはひっくり返っています。

どういうことかと言うと

<顕在意識> <潜在意識>
悲しいから泣く泣くから悲しくなる
怖いから逃げる逃げるから怖くなる
不幸だから依存する依存するから不幸になる
自信があればやるやるから自信がつく
お金があれば余裕が出来る余裕があるからお金が入る
人に好かれているから幸せ幸せだから人に好かれる
信頼を得れば自信がつく自信があるから信頼を得る
症状が治れば幸せになる幸せだから症状が治る

・・・きりがないのでこれくらいでやめておきますが、何となく感覚的にご理解いただけるかと思います。

よくDoよりもBe、あり方が大事だ、と言われています。勿論、行動が不必要だというわけでは決してありません。
顕在意識では自分がゴールへ向かっていく、と考えていますが、潜在意識ではゴールが自分に近づいて来るのです。

つまり、ゴールが近付いてきたくなる自分、ゴールにふさわしい自分であるかどうか、ということが最も重要です。

恋愛を例に取ると、わかりやすいかと思います。

恋人が欲しいのなら、合コンにでかけて出会いを得る、意中の相手が見つかったらアプローチする、というDoも必要ですが、それ以前に、「意中の女性が近付いてきたくなる自分になる(Be)」の方がはるかに重要で、かつ効果的です。身だしなみ、マナー、思いやり、コミュニケーション能力が身についているなど、「ああ素敵な人(Be)ね」と思われれば、そんなにガツガツしない方が、むしろ意中の相手が近づきてきます。

ただし、BeではなくHaveに寄って来る人も、世の中には少なくありません。年収がいくら、どんな職業や学歴か、どんな人脈を持っているか、マンションや高級車を持っているか(!)など。それはその人が持っているもの(Have)を、自分のものにしたいという所有欲に過ぎません。相手を自分の身を飾るアクセサリーくらいにしか思ってはいません。近寄ろうとする人自身が「何もなくても、そのままの自分で十分OKだ」と思えていないから、アクセサリーを欲しがっているのです。自尊感情が十分高い人は、このような発想はしません。

ところでまた、フィギュアスケートの羽生結弦選手が、いつの頃からか自分を「絶対王者」と称するようになりました。勿論、絶対王者にふさわしい努力があった上でのことです。私たちは、羽生選手は2個の金メダルを取れたから絶対王者だ、と考えがちですが、実際には彼が絶対王者だから金メダルを得られたのです。

また逆の例で、とても素晴らしい異性に誠実に愛されていても、「自分は彼/彼女にふさわしくない」と心のどこかで思っていると、「いつか振られてしまうに違いない。振られて辛い思いをするくらいなら、自分から振ってしまおう」をやってしまいます。片思いしていた相手に告白されたとたん、急に氣持ちが冷めたり、逃げ出したくなってしまうのも同じです。

出世がしたい、年収幾らになりたい、試験に合格したいも全て同じです。

当Pradoのセラピーの冒頭で、目標設定を必ず行いますが、その際「~な私」にして下さい、とお願いしているのはこういうことです。

できることから行動に移し(Do)、ゴールにふさわしい自分に(Be)

生きていれば、「もうあんな目には二度と遭いたくない!あんな人とはもう関わりたくない!」と思うことはよくあります。

自分が努力するのが面倒だと、つい「あの人、どうにかして」「ちょっとは反省したらどうなの!?」と相手に変わってほしいと願ってしまいます。具体的な、小さな行動レベル(Do)であれば、丁寧に説明すれば改めてくれることも多いです。しかしあり方(Be)は他人に何かを言われたところで、一朝一夕に変えられるものではありません。

もう二度とあんな目に自分が遭いたくないのなら、まず傷ついた氣持ちをしっかり吐き出したり、自分で受け止めてOKを出した後、

「ああいう目に遭わない自分って、どんな自分だろう??」
「ああいう人に仮に会っても、振り回されない自分ってどんな自分だろう??」

を考え、できることから行動に移す(Do)ことが肝要です。

自尊感情が低い間、やってしまいがちなのは「あんな目に遭った自分がダメだ」とBeに丸ごとダメ出しをすることです。これをやってしまうと「次はどうすればいいのか?」の具体的対策を考えようとはしません。思考停止に陥ります。売り上げが上がらないとぼやきながら何もしないセールスマンのようなものです。

「どうしたらいいかわかりません」は、本当に知恵がわかないのではなく、思考停止と行動しないことの言い訳になっていないかどうかです。

そしてこの「望む自分」のあり方(Be)を実現するための、Doを積み重ねてこそ、「ゴールが自分に近づいてくる」。これが順序です。

全ては自分のあり方次第ということは、この潜在意識の「ひっくり返りの法則」によるのです。

【音声版・境界線とは「No」を言うこと・流されない生き方のために】


【このような悩みを抱えている方へ】

・適切な「No」を言えるようになりたい。迎合したり、操作されたくない。自分の意志で人生を生きたい。
・流されてしまったことに後悔している人。「もうあんなことは繰り返したくない。自分の子や孫に、同じ過ちを犯してほしくない」「どうやったら流されずに、勇氣を持って断れるようになるのかを知りたい」

【音声教材を聴くことによって得られる効果】

・何故「No」を言うことが大事なのかが再確認でき、やりやすいところからチャレンジできる。
・「No」を言うために必要なこと、限界設定、責任、結果予測、選択肢を増やす等、「遅い思考」を鍛える意義がわかる。
・親に反抗できなかった人は、親(大人)の言いなり良い子になることをやめる決意ができる。自分と親の関係性を見直すきっかけにできる。
・日常の中で小さな「No」に躊躇しなくなり、「他人にどう思われるか」ではなく「自分がどうしたいか」「何が責任を果たすことなのか」で物事を取捨選択し、たとえ結果が思わしくなくても、「自分が選んだ」ことそのものに対しては自負を持てる。

【全6回のテーマ】

第1回  結果を負うのは自分しかいない。「No」を言わなければ「Yes」と言ったと見なされる (約17分・無料で公開します)

🔗第1回 要約・氣づきメモ

第2回 「No」を言いづらい時、何を恐れているのか (約17分)
第3回 「人は安心の名の下に自由を手放す」責任と結果予測 (約14分)
第4回  速い思考と遅い思考・現実を見ることと選択肢を広げること (約18分)
第5回  思春期の頃、親に対して「うるせえ!クソジジイ!クソババア!」と言えましたか? (約15分)
第6回  境界線の内側には良いもの、外側に悪いもの・境界線は真の自由と自立のために (約16分)

5500円(税込み)振込み手数料はお客様負担になります。

まず第1回を試しに聴いて頂き、ワークに取り組まれた後、「もっと勉強して実践したい」方は、以下のフォームにてお申込みくださいませ。
振込先の銀行口座をメールにてご案内します。お振込み確認後、URLとパスワードをメールにてお知らせいたします。

もし、お申し込み後2、3日経っても、弊社からのメールが届いていない場合は、受信メールのゴミ箱に入っていないかご確認くださいませ。
やはり届いていない場合は、大変お手数ですが、弊社へメールかお電話にてご連絡くださいませ。


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