自尊感情にまつわるコラム

「不幸話」をまだ関係が浅いうちにする人にご用心

本当に辛かったことは、簡単に口に出せません

震災や事故などショックなことに遭った直後は別ですが、本当に心が深く傷ついたことは、人はそうたやすく口に出せません。

辛い感情に向き合わなくてはなりませんし、聞いている相手が受け入れられなかったり、相手の無理解にさらされると更に傷が深まるため、相手を心から信頼していないと話せないのが自然な心の動きです。

これはセラピストやカウンセラーに対してであってもです。ですのでセラピストの重要な仕事に「人間理解を深める」があります。

愚痴や不平不満であってさえ、見栄や遠慮が働く浅い間柄の相手、つまり「まだ気を遣っている間」はそうペラペラしゃべりません。

しかし中にはほぼ初対面に近い人に対して、セラピーやカウンセリングでもないただのおしゃべりなのに、相手がぎょっとするようなこと、「親に虐待された」「家庭内暴力があった」「再々大けがを負った」といったようなことを話しだす人がいます。

或いは心理系のワークショップなどで、デモンストレーションやペアワークでそうしたテーマを持ち出すことは、よくよく考えれば不自然なことです。

これは一体どのような意図があってのことでしょうか・・・?

気持ちが優しく、人に尽くす人ほど「カモ」にされやすい

そのようなことを話す相手には、まず気持ちが優しく、真面目で純情な人、そして悪く言えば世間知らずな人ほどターゲットにされやすいです。
意地悪な人、冷たい人、或いは世間の裏も表も知り尽くしている海千山千の人には話しません。

人の不幸に心を痛め、「どうにかしてあげたい」と反射的に思う、そうした人間の心の動きをよく知り、利用しようとします。
不幸話をすることで同情や関心を引きたい、そして単にそれだけにとどまらないのが厄介です。

「人が弱っていくのを見るのが元気の素」の人には近寄らない

同情心から「どうにかしてあげたい」と思うと、親身になって色々手助けをしようとします。しかし「不幸話」を浅い間柄の人にペラペラしゃべる人は、どんなに助け船を出されても色々理由をつけて自分から拒否します。
「不幸話」が解決してしまったら、同情を引けなくなるから当然と言えば当然です。

そしてまた、そのうち助け船を出す方が疲れてくる、弱ってくる、この「人が弱っていくのを見るのが元気の素」これが本当の目的です。
「人が弱っていくのを見るのが元気の素」の人がこの世にはいる、それを重々肝に銘じておくことが第一歩です。

こうした人は、自分に自信がないので嫉妬深く、自分の話を聞いてくれた相手が努力の結果自分を追い越そうとしていると思うやいなや、手のひらを返します。

平然と無視したり、万座の前で「誰それさんがあなたのことを△△と言っていたわよ」などと自分が手を汚さない形で恥をかかせようとします。

気持ちが優しい人は、その場にいる他の人の気持ちを考えるので、恥をかかせた相手に抗議するより、自分が我慢して他の人に嫌な思いをさせないことを反射的に選ぶ、相手はこうしたことさえ利用しています。

そして「人が弱っていくのを見るのが元気の素」を得ようとします。

このような人が自らを省みて行動を変えることは、よほどのことがない限り起こりません。また起きたとしてもいつになるかはわかりません。

ですから、こうした人はー腹も立つし抗議したくもなりますがーまず刺激しないこと、そしてさりげなく引きさがって距離を開けるのが一番です。

その時は傷つき、ショックを受けるかもしれませんが、見る目のある人は何も言わなくても見ています。
そしていざという時には「何も言わずに見ていた人」がこちらが何も言わなくても力になってくれます。

行動に移す人は美辞麗句を振りかざさない

真に自分に自信がある人は、気づきを行動に移します。行動に移せばこそまた気づきが深まります。

会話の流れで「全てに感謝」「人を大事に」「どんなこともギフト」などと言うことはあっても、美辞麗句を振りかざすことそのものを目的としません。
また行動に移すことが、真に自分を作ることがわかっているので、仰々しい言葉で自分を飾ることをしません。
ですから、意外と目立たないのも特徴です。

積み上げがなく中身が薄い人ほど美辞麗句を振りかざします。そして「○○さん、さすがです」「素晴らしいです」と言ってもらうと喜んだり、或いは口にするだけで自分がヒューマニストになったような気分になっています。

口で「人を大事に」「思いやり」「感謝」と言っても行動が伴わなければ人を大事にしている人でも、思いやりがある人でも、恩に報いている人でもありません。

が、人は案外こうした人にころりと騙されてしまいがちです。

また美辞麗句を振りかざすだけでなく、「有力者」「目立つ人」に取り入ろうとすることもあります。
自信がないと孤独に耐える力が弱く、孤独に耐える力が弱いから自信がつかないためでもあります。

自分自身が「幸福は自分の責任」を生きる

見るからに意地悪そうな人はこちらも最初から用心します。しかし実際にそのような人はそうたくさんはいません。

「人が弱っていくのを見るのが元気の素」の人は、最初の印象は悪くない場合がほとんどです。むしろ人当たりが良かったり、か弱そうに見える人だったりすることすらあります。

最初から警戒されては「人が弱っていくのを見るのが元気の素」を得られないからです。また社会的地位が高い人の中にも少なからず存在します。ですので、肩書きに惑わされないことも大切です。

第一印象は覆りにくいものです。
ですから初対面の人に会う場合は、身だしなみや挨拶などに充分に留意することも必要です。
その一方で「第一印象が全てではない」ことを心に留めておくことが、結果的に自分と相手を守ります。

そして何より、自分を幸福にできるのは自分だけ、他人は環境づくりをすることはできますが、それをどう受け取り生かすかはその人次第です。

これを自分が日々生きることで、共感や同情をしたとしても安易に「私があなたを何とかしてあげましょう」と反射的には思わなくなります。

結果「人が弱っていくのを見るのが元気の素」の人に巻き込まれにくくなります。

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自尊感情を高めるとは、自分を大切にすることと言い換えても良いでしょう。
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《レッスンの一例》

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Pradoの心理セラピー・セッションでお伝えしている内容を含んでいます。

どんな自分も否定せず、そのまま見て、耳を傾けることで「生きやすさ」は増していきます。
自分を大切にすることで、打たれ強く、柔軟で、ぶれない心を・・・!

 

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