自尊感情を高める7つの習慣⑦ 「自分を裏切るのは死ぬより辛い」生き方

自尊と虚栄は反比例

これまで「自尊感情を高める習慣」で述べてきたことは、集約すると「自分の心に正直に、何が大事かを考え、自分の生き方に忠実であること」と言えるでしょう。

日本人は世間体と言う体裁を非常に氣にする余り、「自分がどう思うか。何を選択するのか」がおざなりになっています。それでは自分を見失ってしまいます。

体裁と言っても、相手やその場を尊重するためにすることと、自分が悪く思われたくないからすることは、ベクトルの向きが正反対です。例えば相手やその場にふさわしい服装を選ぶのは、外側にベクトルが向いています。自分の体面ばかり気にするのは、ベクトルが自分の方に向き、実は誰のことも見てはいません。

自分しか見ていない体裁とは虚栄であり、ナルシシズムであって「ほれぼれとした自分でなければ氣が済まない」実はエゴなのです。SNSでの仕事自慢にうんざりするのも、「仕事ですから当たり前のことです」の謙虚さがない、「ほれぼれとした自分に酔う」ナルシシズムを人は感じ取るからです。

人は誰しも、ナルシシズムを持って生まれてきます。そしてまた、承認欲求や「仲間を失いたくない」恐れもまた、万人が持つものです。

承認欲求とナルシシズムが結びついて、「皆からちやほやされなければ氣が済まない」現実にはあり得ない願望にしてしまうと、自分で自分の首を締めてしまいます。自尊とは、自分の価値観を明確にして「自分が一目置く人から、認められれば栄誉に思う」モチベーションにしたり、「認められればする、認められなければしない」を潔しとしない態度に昇華することです。

虚栄は浅ましく、自尊は高潔で誇り高い、そうイメージできると区別がつきやすいでしょう。

自尊と虚栄は反比例の関係です。「自分は自分で良い」と心底思えている人が、人の目を過剰に気にし、言いたいことも言えず、自分から世間体に振り回されることはありません。

自尊感情豊かな、即ち誇り高い人は自分を裏切れません。そういう生き方をおのずとするようになります。

2022年11月現在、コロナ茶番がわかっていても、マスクは意味がないとわかっていても、日本人のほぼ100%がマスクをして出歩くのは、「こんな茶番に屈する自分に耐えられない」と思っていないからです。「嘘と知っている自分を裏切ってまで、マスクなんかしたくない」と心底思っていないからです。

逆に、コロナの嘘、マスクやワクチンの害に声を挙げ続ける人は、時には肉親をも含めた人間関係を失ってもそれを貫くのは、自分を裏切るのは死ぬよりも辛いからです。ですから、中傷に傷つきはしても、やめてしまうことはあり得ないのです。

正直な貴方を見せた時に去っていく人

もし貴方が、マスクは本当は意味がなく、それどころか却って体に害がある、だからやめたいと思っていて、マスクをせずにある人の前に現れた時、相手が貴方を受け入れなかったら、それはもうご縁をやめるべきというサインです。

正直な貴方、貴方自身が自分を裏切れないその生き方を見せた時に、去っていく人を追ってはいけません。

「自分は自分で良い」とは、正直な自分を見せた時に、それを受け入れない人もいる、その時悲しい思いはしても、相手に媚びも迎合もしないことです。それと「今のこの人に言っても通じない」から議論にはしないとは別物です。

そして自分に正直に生きるとは、真実の声に耳を塞がないことです。真実はいつも、私たちに向かって叫んでいます。しかしその叫び声は小さく、耳に痛く、そして知ってしまうと、それに従わずに生きることは二度とできなくなってしまいます。

だからこそ人は、快い嘘に自分から騙されます。「感染しない!させない!」「思いやりワクチン」はその最たるものです。「こうすればあなたは誰からも非難されない、『いい人』でいられるんですよ」その悪魔の甘いささやきに乗ってしまうのです。

自分をごまかせば自分の顔を失う

茶番とわかっていてマスクをすることを、私が強く反対するのは、貴方より立場の弱い人、特に子供たちがマスクを外せず、心身の発達に非常に有害であり、またこの茶番がダラダラと続くからだけではありません。

貴方が貴方自身の顔を失うからです。

自分をごまかせば、自分を偽れば、その分自分が何者かわからなくなります。他人は貴方が何者かを決めることはできませんし、他人にそんなことを許してもいけません。

自分が何者かわからないのに、お金や社会的地位があっても、他人からどんなに「わあ、すごいですね」と言われても、それが何だと言うのでしょう?嘘は他人に対してだけではなく、自分になら尚更、ついてはいけないのです。

本当に優れた態度は目立たず、評価されない

「自分の真実の声に耳を塞がず、忠実に生きる」には、世俗的な評価評判に囚われていてはできません。一方で上述した通り、承認欲求は万人が持つ、犬をほめて訓練するように、高度な哺乳類には備わっている本能ですので、これを消し去ることはできません。

本当に優れた態度は、目立たない、少なくとも目立とうとはしないものです。華々しい成功は、どんな人でも「わあ、すごいですね」と評価します。オリンピックの金メダルを「素晴らしいですね」と褒めたたえるのに、こちらの洞察力は問われません。

しかし例えば、全壊を半壊に、半壊を損傷に食い止められた人は理解も評価もされず、食い止めた損傷を非難されます。それほど、世の中の大多数の人は心が盲目であり、盲目のまま一生が終わります。

全壊を損傷に食い止める、そうした力量は自分は持てないかもしれない、しかしせめてそれをやり抜いた人の本当の凄さはわかるようになりたい、こうした態度が、本質を見抜く目を養います。

本質がわかる、本質に沿った選択をするようになると、周囲の雑音に振り回されることもなくなっていきます。

今の自分の選択が、それまで何を氣づき学んできたのかの集大成

ある男性が、学生時代からの親友に、妻には黙って800万円のお金を貸しました。親友の経営する会社が、経営危機に陥った窮状を見るに見かねて、自分から申し出たそうです。ごく普通のサラリーマンで、二人の息子の進学費用もまだまだこれから掛かるその男性にとっては、800万円は大金でした。

「奴ならきっと、会社を立て直してお金を返してくれると信じている。貸したお金が返ってくれば、妻に要らぬ心配をかけずに済むから、黙っておく。ただもしかすると、再建できずに借金を踏み倒されるかもしれない。二人の息子には、どんな結果になってもいつかこの話はする」とのことでした。

その男性にとっては、800万円が返ってこないことよりも、親友の窮状を見て見ぬふりすることの方が、「死ぬより辛い」ことだったのでしょう。息子さんたちにいつか話すと決意しているのは、後悔がない証です。

「息子たちは『馬鹿なおやじだ』と思うかもしれないし、『馬鹿だけど、人としてはそれでいいんじゃないか』と思うかはわからない。しかし、人として何が大事か、それを自分で考えられる人間になってほしい。それが子供への最低限にして最大限の望みかな」

このように言いきれる男性を、奥さんもきっと最終的には受け入れるでしょう。こんなことで家族関係が決定的に崩壊しない、その信頼関係を築いてきた自負があればこそできたことです。

人間の地金は危機の時にこそ現れます。

この男性が「今だけ・金だけ・自分だけ」の目先のエゴに囚われた選択を繰り返していたら、この決断は決してできません。また「人として何が大事か、それを自分で考えられる人間になってほしい。それが子供への最低限にして最大限の望みだ」と思うことすらなかったでしょう。

この男性に限らず、人は皆、その時の選択はそれまでの人生の集大成であり、付け焼刃は利きません。毎日毎日、何を氣づき学んできたのかが、否が応でも現れてしまいます。

「世間的には馬鹿と思われるかもしれないが、人としてはそれでいい。後悔はない」生き方が、自分に正直に、自尊感情豊かに生きることなのです。

無料ステップメール「自分を大切にする7日間のレッスン」

自尊感情を高めるとは、自分を大切にすることと言い換えても良いでしょう。
「でも、具体的に何から始めたらいいの・・・?」の声にお応えして7日間のレッスンにまとめました。

《レッスンの一例》

● 体の声は心の声・体の状態に耳を傾ける
● 望まない人間関係に心の中で「No」を言う
● 「今・ここ」を生きるための自分への質問

Pradoの心理セラピー・セッションでお伝えしている内容を含んでいます。

どんな自分も否定せず、そのまま見て、耳を傾けることで「生きやすさ」は増していきます。
自分を大切にすることで、打たれ強く、柔軟で、ぶれない心を・・・!

 

NO IMAGE

生きづらい貴方へ

自尊感情(self-esteem)とは「かけがえのなさ」。そのままの自分で、かけがえがないと思えてこそ、自分も他人も大切にできます。自尊感情を高め、人と比べない、自分にダメ出ししない、依存も支配も執着も、しない、させない、されない自分に。