①《車を運転するイメージ》
あなたの人生を、あなた自身が車を運転するかのようにイメージしてみましょう。
あなたは、人生に起こること一つ一つに対して、どのような態度で受け止め、どのような選択をしていくのか、全て自分で決めていくことができます。それが自分でハンドルを握る、ということです。
②《「今日、私は・・・」》
毎日の決められた仕事の中にも、今日、あなたが心を込めようと思うこと、チャンレンジしてみようと思うことを、自分で選択し、決めていくことが出来ます。主語を「私は・・・」で言ってみましょう。
「今日、私は、全ての電話に丁寧な声で出ます」
「今日、私は、先延ばしにしてしまっていた手紙の返事を書きます」
どんなことでも構いません。あなたが、「私は・・・」と言った途端に、あなたは自分の人生のハンドルを握ったことになるのです。自分でハンドルを握り、あなただけの人生をあなた自身の意志で、力強く生きていくことになるのです。
③《ハンドルを取り戻す》
あなたにとって嫌なこと、あなたを悩ませることが起こった時に、主語を他人にしていないでしょうか?
「だってあの人が・・・」
「上司がわかってくれない」
「あの人、あんな言い方しなくていいのに」
主語を他人にしてしまっていると、あなたを悩ませているその相手に、あなたの人生のハンドルを握らせてしまいます。さあ、ハンドルをその相手から、あなた自身に取り戻しましょう。
④《もう一度「私は・・・」》
やり方はとても簡単です。主語を「私は・・・」にして、静かにあなた自身に聞いてみましょう。
そうすると、あなたはもう一度、ハンドルを自分の手で握ることができるのです。
「私は何が出来るのだろう?」・・・「私は、こういうことなら出来そう」
「私は何がしたいのだろう?」・・・「私は、こういうことならやってみたい」
「私は結局何をするのだろう?」・・・「私は、こういうことをする」
⑤《すぐに答えが出なくてもOK》
もしかすると、大きな問題の場合は、すぐに答えが返ってこないかもしれません。でも大丈夫、あなたの潜在意識はいつか必ず答えを探しだします。すぐに答えが返ってこなかったら、全てを知っているあなたの潜在意識を信じて、静かに、ゆっくり待ちましょう。何日もたってから、答えが来る場合もあります。
「私は・・・」という言葉は、あなたが想像している以上にパワフルなのです。「私は・・・」と言えたあなたは、あなたの意志で、あなたの自由な選択で、人生に対する態度を決めていくことができる、ということをもう既に知っているのです。
⑥ 落ち着いた気持ちを十分味わったら、ゆっくり目を開けましょう。