セラピスト紹介

代表 足立由布子 心理セラピスト
米国NLPTM協会認定トレーナー
国際NLPTM協会(INLPA)認定マスタープラクティショナー
リチャード・バンドラー博士
スティーブン・ギリガン博士
クリスティーナ・ホール博士(以上米国)
リチャード・ボルスタッド博士(ニュージーランド)らに師事。
1969年 東京都生まれ
1991年 奈良女子大学文学部卒業 同年 株式会社大丸に入社
2009年8月まで、同社にてバイヤー、スタッフ、チームリーダー等歴任
2009年10月 Prado 設立
Pradoの使命
個々のクライアント様の課題を通じ、自尊感情(self-esteem)を高めます。
それにより、依存も支配もしない、されない、させない生き方をする人を増やします。
そして単に戦争が起こらないということではない、お互いが同じ目の高さに立って尊重しあえる、真の平和の建設に貢献します。
ごあいさつ
「個々の自尊感情を高めることが、真の平和の実現に」
私は最初から、心理セラピストを志していたわけではありません。
それを運命、人知を超えた何か、或いは潜在意識と言ってもいいのですが、その何かが私をいつのまにか、「そちらの方向へ」押し続けました。今では寝ても覚めても、セラピーのこと、自尊感情を高めていくのに何が大事かを考え続ける日々です。
何故、自尊感情を高めることが私たちに必要なのでしょうか?
単にクライアント様のお悩みが解決するだけではない、「その先」があります。
人間は誰しも、未完成性の中にいる、それが人は神ならざる身ということだと思います。それは別の角度から言えば、人は大なり小なり不全感(不安、孤独、自信のなさ等)を抱えるもの、そうした存在だということでもあるでしょう。
この不全感に自分が向き合わず、他人に負わせようとする。人間関係の悩みは、集約すればこれが起きていると言っても過言ではないかもしれません。
依存、支配、執着。他人を自分の延長、所有物のように捉える。かまってほしい、かまわせてほしい。取り巻きにさせたい、なりたい。
「わかってくれるのはあなただけよ!」「こんな自分でも愛してくれるかを試すために、相手に自己犠牲を払わせようとする。境界線を乗り越え引っ掻き回そうとする」
相手には相手の人生があり、それを引っ掻き回す権利は誰にもありません。そのことと、「自分一人では抱えきれないことには、節度を持って支えを求める」のとは、明らかに違うと区別ができる。裏から言えば、自分も「他人を一時的に支えても、自分がその人の悩みや苦しみを消し去ることはできない」これもまた、時に忍耐が伴う弁えであり、地味で中々評価されはしない態度だと思います。
ところで、人類の歴史は戦争の歴史とも言われています。
戦国時代の三英傑、信長、秀吉、家康は、今の時代に照らせば、大虐殺や、謀略や裏切りの限りを尽くしたとの見方もできます。 食うか食われるかの戦国時代に、「義」を通した上杉謙信は、相当に稀有な存在だったと思います。
20世紀のヒトラー、スターリン、毛沢東、ポルポトなども同じです。ただ彼らも、自分一人で何もかもができたわけではありません。
「彼らを必要とする多くの人がいたから」彼らは国の指導者になれました。社会がこうした人を必要とする限り、「現れて」しまいます。
パワハラ・モラハラ、いじめやDV、虐待、共依存なども実は相似形です。「彼らが欲しいものを得ている」から、繰り返してしまっています。こちらにはその意図がなかったとしても。
良心の歯止めより、「人の痛みなど構わず、ただ、自分が欲しいものを得たい」エゴが著しく上回る人は、残念ながら現実に存在します。
人はしばしば、そうした「困った人」に変わってほしいと望みます。「あの人、どうにかして」
人はそうも思いたくなる、それを経験したことのない人もまた、いないかもしれません。
殊に相手が「どうでもいい存在」ではなければないほど、また、社会の将来に関わることで、なおかつ時間的な余裕がないと、良識派ほど「氣づけ!わかれ!いい加減にしろ!」をやりたくなってしまうものでしょう。かと言って、事なかれ主義の見て見ぬ振りもまた、責任ある態度とは言えないと私は思います。
では、どうすればいいのでしょうか・・・?
「氣づけ!わかれ!いい加減にしろ!」に、実はヒントがあります。わかって欲しいその相手が、氣づくための、自分で考えてみるための、問いを持ってもらう、問いを差し出すということです。
人は答えよりもむしろ、自分自身の問いの深さに応じて、自尊感情は高まって行く、そうした存在のように思います。
自尊感情豊かな人が、被害者意識にずっと埋没しっぱなしということはありません。やはり恨みや怒りは消えはしない、それも否定せず受け入れてこそ、逆説的に自尊感情は高まります。
自分が被害者にならない、被害を受けたとしてもかすり傷で留めておける知恵と強さを身に着ける、結局はそれが我が身を救い、相手を内心であっても罰し続けたくなる無間地獄から解放される。私自身の経験、そして多くのクライアント様との取り組みの中で、そう確信するに至っています。
「被害者にならない」人を増やすことで、「その加害者のあり方では、受け入れられない」「誰も彼らが欲しいものを、与えない」世の中を創ることだと思います。
自尊感情を高めるのは、自分ひとりのためだけではない、それが私の信念です。
一人一人が、自尊感情が十分に高まれば、依存も支配も執着も、しない、されない、させない人々の集まりになるでしょう。個々の免疫力が高まれば感染症が発生しないのと同じように、おのずと、「人間の尊厳を著しく傷つけること」はなくなっていくはずです。
このことが、単に戦争が起こらないだけではない、真の平和であると信じてやみません。