自分を客観視する練習に
① 最近あった、もしくは近々起こるだろう少しネガティブなことを一つ選びます。深いトラウマではなく、「一週間か、長くても一か月もしたら忘れてしまうだろうけれど、今はもやもやする」と言った、どんな人にも起こりがちな出来事を選ぶのがコツです。あくまでも客観視の練習として、取り組んでみましょう。
② 自分の家のテレビを目の前にイメージしましょう。あなたは今、テレビを見ながらくつろいでいます。
③ テレビ画面が切り替わって、①のネガティブな経験がドラマとして流れます。自分自身の姿が、テレビの画面に映っているのを見てみましょう。
④ この時、受ける感情が強ければ、テレビのインチを小さくしたり、白黒画面にしたり、音声を消したり、好きなBGMを流したりして調整します。また、テレビの中の自分を、できれば同年輩の同性の友達にしてみるのも、より客観的になるのに効果的です。どんな人も「他人のことならよくわかる」ものです。
⑤ そしてそのドラマを見ながら、テレビの中の自分が、より建設的な選択ができるために、どうしたらいいのか具体的なアドバイスを伝えてあげましょう。
⑥ 必要なら、テレビの中に入り込んで、自分の肩を抱いたり、肩をポンポンと叩いたりして、笑顔で励ましの言葉をかけてあげるのも良いでしょう。
⑦ テレビドラマのエンディングが流れるのを確かめます。
⑧ ワーク開始時との、自分の感情の違いを確かめます。(OKでなければ④~⑦を繰り返します)