先延ばしをする人としない人の違いとは

少し前にフィギュアスケートの羽生結弦選手が、インタビューの後、照れたように笑いながら
「辛い練習に戻ります」
と言っていたのを聞いて、

「あの練習の虫の羽生さんでも、練習は辛いんだ」
とその時改めて思いました。

やっぱり人間嫌なものは嫌だし、 辛いものは辛いものです。
それを無理やり楽しくやろうとしても、 無理が生じることはやはりあります。
下手をすると

「自分の(嫌だと思う)感情を否定する」
「自分をごまかす」

ことになりかねません。
これらは「あるがままの自分を否定する」自己虐待になります。

しかし羽生さんのように、練習自体は辛くても、先延ばしをしない人は

「練習の先にあるもの」

を見ています。
羽生さんはソチオリンピックの前に、スマホの待ち受けにソチオリンピックの金メダルの写真を設定し、毎日それを見ていたそうです。

私たちも先延ばしをしない時は、 実は同じことをやっています。
旅行の荷造りそのものをルンルンで楽しくやる人は余りいなくて、旅行に行った先の楽しい自分をイメージするから面倒でも荷造りがやれるのです。

掃除が好きな人も、掃除の作業自体が好き、というより掃除した後の、きれいになって
「ああ、すっきりした、きれいになった」
の快感をイメージしているから面倒な掃除が出来るのでしょう。

面倒くさがる時、先延ばしばかりする時は「面倒な作業」だけに意識が向いていて、そこにはまり込んでいます。「何のためにそれをするのか」がどこかに飛んでしまったまま、その「面倒な作業」を歯を食いしばって頑張らなくては、と思うから余計に辛くなるのです。

面倒になった時、つい先延ばしをしたくなった時は、それをやった先に、何が待っているのかを今一度思い出す、何度でも思い出す習慣が、羽生選手と同じく、「つらい練習に耐えさせてくれる」でしょう。

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第1回 自尊感情とは何か。何故大事か
第2回 全ての感情を受け止め、否定しないことの重要性
第3回 「何が嫌だったか」を自分に質問する。目的語を補う
第4回 期待通りに成らない現実を受け入れざるを得ない時
第5回 小さな一歩を踏み出す・最低限のラインを決める
第6回 人生が変わるのは知識ではなく氣づき

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🔗第1回・要約・氣づきメモ

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    生きづらい貴方へ

    自尊感情(self-esteem)とは「かけがえのなさ」。そのままの自分で、かけがえがないと思えてこそ、自分も他人も大切にできます。自尊感情を高め、人と比べない、自分にダメ出ししない、依存も支配も執着も、しない、させない、されない自分に。